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打合せ中のメモを書きながら感じた、“言葉でつくる家づくり”の難しさ

こんにちは!お子様担当の大島さなです。

私は打合せに同席させていただくとき、
最初に

「建築を学んでいる学生で、勉強のために同席させていただいています」

とお伝えしています。

そして打合せの横で、
聞き漏れがないように確認のためのメモを取っています。

自分が発言することはほとんどありません。
だからこそ、私は“聞く側”としてその場にいます。

メモを取りながら感じたこと

打合せでは、

「少し広めで」
「明るい雰囲気がいい」
「落ち着く感じにしたい」

そんな言葉が出てきます。

私はその言葉をメモしながら、
少し立ち止まることがあります。

“少し広め”って、どれくらいだろう。
“落ち着く感じ”って、どんな空間だろう。

同じ言葉でも、人によって思い描く景色はきっと違う。

だから私は、できるだけそのときの

・お客様の表情
・少し迷われた間
・声のトーン
・ご夫婦で目を合わせた瞬間

そういった空気も一緒に思い出しながら、
できるだけ具体的にメモを残そうとしています。

木造のオフィスで、スタッフが子連れの家族に家づくりの相談を行う様子を捉えた写真。大型モニターには観葉植物の画像が映し出され、テーブルには資料やノートPCが置かれている。スキンヘッドのスタッフが身振りを交えて説明しており、家族の顔はプライバシー保護のため隠されている。注文住宅やリノベーションの打ち合わせ風景である。

数字を知っても、空間はまだ難しい

私は建築の授業で、

廊下の幅
階段の蹴上げや踏面
家具の標準寸法
部屋に必要な広さ

たくさんの寸法を学びました。

数字としては覚えています。

でも正直に言うと、

「910mm」と聞いても、
その場で体感の広さまでは想像しきれません。

模型を作っても、図面を描いても、
実際にその空間に立ったときの感覚とはまだ少し距離があります。

だからこそ感じるのです。

家づくりをされるお客様が、
言葉や図面だけで理想の住まいを思い描くのは、
決して簡単なことではないのだろうと。

きっと皆さん、
「ちゃんとイメージできているかな」と
どこかで少し不安を抱えながら進まれているのではないかと思います。

建築工房いろはの事務所にて、注文住宅の家づくりを具体的にイメージできる3種類の建築模型を展示。木造軸組工法の構造を表す骨組み模型、間取りや内部構造が見える平屋の断面模型、そして完成した外観模型が並んでおり、工務店での相談に役立っています。

だからこそ大切にしたいこと

家づくりは完成するまで実物を見ることができません
だからこそ、言葉がとても大切になります

私はまだ建築一年生で、
専門知識もこれから身につけていく段階です。

でもメモを取る立場として、

そのとき交わされた言葉や空気を、
できるだけ正確に残すこと。

そして、あとから見返したときに
「このとき、こんな想いで決めたんだ」と思い出せる記録にすること。

それが、今の私にできる大切な役割だと思っています。

さいごに

打合せ中、私はほとんど話しません。

でもその分、
お客様の表情や声の変化に自然と目が向きます。

少し迷われた瞬間。
安心されたときの柔らかい声。
楽しそうに未来の話をされる時間。

家づくりは、図面だけで進むものではなく、
そうした想いの積み重ねでできていくものなのだと感じています。

これからも学びながら、
そして丁寧に聞き取りながら、
その大切な時間を支えられる存在になりたいと思っています。

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