パッシブデザインで大切なこと
こんにちは!建築工房いろはの大島です。
先日は、名古屋まで勉強会にいってきました!
高断熱高気密のお家を建てている我々として大切にしていくべきポイントを教えてもらうべく、
「パッシブデザインカムホーム」という名古屋の工務店の代表取締役・木村さんの講義に参加してきました!
今回の講師を務められた木村さんはパッシブ設計に対してとても研究熱心な方で、
その知識をもとに、一級建築士として設計などの実務でも活躍されています。
また、東京大学のシンポジウムでも講演された経験がおありで、
建築系コンサルタントの分野でも著名な方です。
木村さんは、「高性能にする」ということも大切ですが「その地域、その土地の風土」など、
“その場所にどんな日射が入り、どんな風がふくのか”ということもふまえてデザインされているそうです。
太陽の熱や風といった自然のエネルギーを活かす“パッシブデザイン”ですが
そう大きくくくるのではなく、お客様一人ひとり、
一軒一軒の周辺環境や住環境を見極めて設計することが大切なんだと改めてかんじました。
木村さんはそれを考慮し、性能や住み心地、省エネも大切にしながら意匠性にもこだわられています。
大きな壁で外からの目隠しをしつつ、2階にあるリビングに光を取り込むように工夫されたこちらのお家。
「大体光がこうやったら入るよね」というざっくりしたものではなく
日射をシミュレーションし、リビングの約20%に光が入るよう計算した上で設計されています。
デザインはもちろん、木村さんがされているように
データの実測や住み心地をヒアリングするという地道な努力も大変重要だなと改めて感じました。
弊社で建てさせていただいたお家も「建てて良かった」「住んで良かった」と思っていただけるように
モニタリングしながら今後も高性能住宅を建て続けていきたいと思います!