2022/07/15
IH?ガス?スーパーラジエントヒーター?コンロの疑問やメリットを徹底解説
こんにちは!建築工房いろはの大島です。
夢のマイホームを建てるにあたって、どのご家族も特にこだわられるのがキッチン。
リビングなどはインテリアの工夫次第で賃貸・持ち家に関わらず好きにアレンジがききますが
キッチンとなりますと設計段階で仕様が決まるので、リフォームをしない限り変えることはできません。
奥様を中心にご家族みなさんが
“使いやすさ” “コストパフォーマンス” “調理のしやすさ”にご納得いただけるようなキッチンをかなえるために
重要なのが、コンロのお話です。
今日は、IH・ガス・スーパーラジエントヒーターの3種類に絞って、
それぞれの特長や魅力、そして気になる疑問を徹底解説します。
建築工房いろはで提案する仕様は3種類
- IH
- ガス
- スーパーラジエントヒーター
この3つが、主な仕様となります。
特に弊社で一番選ばれているのは、聞き慣れない「スーパーラジエントヒーター」。
弊社のモデルハウスにご来館された方は
二階のキッチンで見たことがあるかと思います。
温め方の違いと調理の差について
【IH】プレートの下にある磁力発生コイルが電磁波を放って生まれた熱を鍋に伝えることで温める
【ガス】電流を流して一瞬だけ火花を発生させ、その温度でガスと酸素を結びつけ、炎を発生させる
【スーパーラジエントヒーター】プレートの下にあるセラミックヒーターを急速に温め、遠赤外線で調理
それぞれのメリットとデメリット
熱を伝える仕組みがまったく違うため、メリットやデメリットも異なります。
メリット | デメリット | |
IH |
・フラットなので掃除がしやすい | ・底がオールメタルの鍋しか使えない |
ガス |
・フライパンをあおっても火が消えない | ・鍋底から火が漏れるので熱く、子どもがいると危ない |
スーパーラジエントヒーター |
・底が平らな鍋なら何でも使える | ・電源を消した後もしばらくプレートが熱い |
代表的なメリットとデメリットを紹介いたしました。
賃貸でよく選ばれているIHは、相対的に見て手入れがしやすく子どもがいても安心です。
昔から使われているガスは常に火が消えないので、火加減の調整がしやすいのが長く支持される理由です。
そしてスーパーラジエントヒーターはといいますと、
底が平らな鍋なら何でも使えるというのが最大の特長だと思います。
また、表に書いてはいませんが見た目はIHのようであるため、お手入れのしやすさも抜群で
フライパンを接面から外すどころか、火を消したあとも余熱が続く保温性の高さも自慢です。
スーパーラジエントヒーターの魅力
こちら、先日当モデルハウスでスーパーラジエントヒーターの実演会を開催したときの写真ですが
約1kgのビッグハンバーグを作りました。
普通なら中にしっかり火が通るまでに十分以上かかるようなサイズですし、
火が通る前に焦げてしまいかねませんが、
スーパーラジエントヒーターでしたら強火で焼き目をつければ、後は火を消して余熱調理。
遠赤外線でじっくり火を通すので、肉汁を逃さずしっかり中まで火が通ります。
見ての通り、均一に焼き色が付いているのも注目ポイント!
“焼きムラがない”ということが一目でわかりますね。
余熱がどこまで続くかというと、
厚み5cm超えの極厚ハンバーグにしっかり火が通るだけでなく、
火を消した後のフライパンに卵を割るだけで目玉焼きができるほどです。
また、熱源から鍋底に伝わるエネルギーも
ガス:60%
スーパーラジエントヒーター:75~80% と差は歴然です。
熱効率が少ないということは、それだけエネルギーが鍋から漏れているということを表すので
“調理のためではなく部屋をあたためるために火を使っている”といっても同然です。
スーパーラジエントヒーターの75%を超える熱効率でしたら
キッチンに立っていてもほとんど熱さを感じることがなく、快適にお料理していただけます。
ランニングコストについて
スーパーラジエントヒーターの場合、スイッチを付け続けていると
ヒーター部分が赤く点灯したり消えたりします。
これは故障では無く、ある一定温度になると自然に消える仕様で、
消えている間は余熱で調理をしているんです!
例えば
1時間のお料理→30分の加熱調理+30分の余熱調理
10分の炊飯(2合)→6分の加熱調理+4分の余熱調理
ここから考えると、いかにスーパーラジエントヒーターはランニングコストが低いかがお変わりいただけると思います。
いかがでしたでしょうか?
「ついつい焦してしまう」
「毎日の電気代を抑えたい」
「お手入れしやすく本格的なお料理を時短で」
と考えられている方は、ぜひ一度スーパーラジエントヒーターも視野に入れてみてはいかがでしょうか?