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ためになる「住宅性能」のはなしcolumn

2022/01/19

冬でも暖かい家で暮らすには【断熱・気密編】

冬でも暖かい家で暮らすには【断熱・気密編】 画像

冬でも暖かい家で暮らすには【断熱・気密編】

こんにちは!
安心して住み継げる家を作る実践者の建築工房いろはの大島です。

冬至と大寒 一番寒いのは?

二十四節気において「冬の最後を締めくくる約半月」が大寒です。毎年だいたい1月20日~2月3日ごろです。冬至が一年で最も日射時間が少ないので気温も低くなると思われがちですが、実際には冬至で地上が冷やされてから、私たちが暮らす生活空間の気温が下がりきるまで1か月半ほどタイムラグがあります。ですので毎年大寒のころ1月20日~2月上旬が一番寒くなります。

この現象も地球に大気圏やオゾン層があり断熱されているため熱を逃がさない効果で時間差が出来ているのですよね。

冬至と大寒 一番寒いのはどっち

断熱と気密はセット

今回お話するのは大寒の寒い夜でも暖かく快適に過ごして頂くために重要な断熱と気密についてお話したいと思います。暖かく快適に過ごして頂くために重要な断熱と気密は両方セットで考えるのが基本です。

例えば、いくら高価な羽毛布団でも寝返りを打った時に隙間が出来たら一気に冷気が入り冷えてしまいますよね。これと同じでいくら高価な高性能断熱を使ったとしても気密が悪ければ高価な断熱材も無意味です。

実験で私の家の築45年の気密測定不能(C値6以上)にて洗面所にトリプルガラスを取り付けてみましたが、高断熱サッシも全くの無意味でした。

では、逆に超高気密の無断熱状態なら暖かいのでしょうか?   答えは。。。暖房の温まりは早いですが、無断熱だと熱の伝導速度が速いためすぐに冷たくなります。

また断熱性能の低いお家で気密だけを上げてしまうと壁の中で結露してしまいますので、木材が腐る可能性も出てきます。ガラスコップに冷たい飲み物を入れて放置するとコップの外面がべちゃべちゃに結露するあの状態です。

なので結局はバランスが大切だということです。

高気密(C値0.3以下)のお家を作るなら断熱性能も高気密に見合ったものにする必要があります。私の考えではUA値0.35は切りたいところです。


あとは、壁の断熱性能と窓の断熱性能のアンバランスも危険です。窓は付加断熱を施さなくてもU値が0.5は切ってくるので窓よりだいぶ高性能になってくるので、窓と壁の接点での結露も注意ポイントですね。

断熱性と気密性能のバランスの取れたお家を作る秘訣

では最後に断熱性と気密性能のバランスの取れたお家を作る秘訣をお伝えします。それは、計算と実測です。国の基準でこの地域ならこの断熱性能だったら問題ないとかハウスメーカーや工務店の営業マンがこの性能で暖かいと言ったとか、温暖な地域だからそこまでの高性能は必要ない、など。

こういった基準や考えでは貴方が求める快適性は実現しません。

  • 違う土地
  • 違う建物
  • 違う周りの建物

これらを考慮した個別の計算が必要です。

そこに経験豊富な工務店さんの知識があれば鬼に金棒です。そんな高性能でランニングコストも抑えられるお家に住む方が増えることを願っております。

最後までお読みいただきありがとうございます。

この記事は建築工房いろは代表取締役大島進也が書いています。大島進也はこんな人→大島進也のプロフィールはこちら

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