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ためになる「住宅性能」のはなしcolumn

2022/03/17

花粉症でお困りの方へ。高気密住宅を選ぶという解決法

花粉症でお困りの方へ。高気密住宅を選ぶという解決法 画像

こんにちは!安心して住み継げる家を造る実践者の大島です 。

3月に入り急に春らしい陽気が続き、なんだか気分も上がってくる良い季節になってきましたが、
花粉症の方にとってはつらい季節がやってきましたね。

部屋はちゃんと換気して空気は綺麗にしたい!

でも換気すると花粉が家に入ってくるのでイヤ!

まして窓を開けるなんてもってのほか!!

・・・と思われてる花粉症の方も多いでしょう。

換気を窓でするかしないかに関係なく、窓を閉めていても花粉がお部屋に入ってくる場合があります。

今回は、弊社が加盟しているウエルネスホームの早田代表から教えて頂いた「換気のお話」が、
花粉症にお困りの方にとってお役にたてると感じましたので、
ウエルネストホームのHPからも引用させて頂きながら詳しくお伝えできたらと思います。

https://wellnesthome.jp/

コロナ禍で変化を求められる注文住宅の実状


​​​​​
​​​​​新型コロナウイルスの流行がきっかけで、今までは会社に行くことが大前提だった方もリモートワークが多くなり、
家で過ごす時間が長くなったという方が増えているという傾向にあります。
お家の環境がより重要になった今、“いかにお家の環境を整えるか”ということに悩まれている方も同時に増えています。

花粉と換気の関係性

近年の世の中の動きに限らずとも、花粉症をお持ちの方にとっては
「家の中にいかに花粉を入れないか」は、毎年の悩みの種なのではないでしょうか?

化粧品メーカーの花王さんの調査によると、

家に侵入してくる花粉の60%は換気による事が原因だというデータが出されています。

(花王生活者研究センター-花粉に関する生活者実態とその対策の検証より)

「それならばいっそのこと換気もせず締め切ったお家で暮らせば解決しそう!」と思いがちですが、
そうはいかない別の問題があります。

それは「シックハウスによる人への影響」です。

シックハウスとは・・・

お家の中にある壁や床天井などに使われている建築資材から出る有害物質が原因でアレルギーや喘息を引き起こす現象の事です。

なので、24時間換気扇にて換気をして常に空気を入れ替え、2時間で一階お家の中の空気が入れ替わるように計算することを法律で定められています。

その他にも換気には

  • 二酸化炭素を外に出して新鮮な酸素を取り入れる
  • 熱、湿気が一箇所にとどまらないようにする
  • 匂いがこもらないようにする

など大事な役目がある為、換気扇を止めるという事は絶対におすすめできません。

しかし、ここで一つの疑問が浮かんできます。

「そもそも本当に2時間に1回綺麗な空気に入れ替わっているのでしょうか?」

今の建築基準法では、排出する換気扇の能力が家の体積を2時間に1回入れ替えれる出力があるかの確認をしているだけなので、実際に入れ替わっているかは別に問われません。

「夜ご飯の焼き肉など臭いがいつまでも残ってしまう」という体験などから考えても、実際には換気出来ていない可能性が高いと私は考えています。

花粉を入れずに換気するなら“家の高気密化”は欠かせない

花粉を入れずに換気もしっかりしてきれいな空気の室内環境を保ちたいなら、
家の気密性にはこだわって頂きたいと思っております。

それを指し示す気密性の指標「C値」というものがあります。
この値が0㎠/㎡に近いほど気密性に優れていると言われ、
一般的な住宅では「2㎠/㎡~5.0㎠/㎡」と言われています。

例:)5.0㎠/㎡でお家の床面積が100㎡だった場合は、ハガキ3枚分の隙間(穴)が開いている状態
→この状態で換気扇を使っても、換気扇から出ていく空気の割合はわずか15%に過ぎません。
85%の空気は実は家の隙間から入ってしまいます。

花粉の大きさは5nmですので、ハガキ3枚分もの隙間が空いているお家では、
窓をいくら占めていても花粉が入ってしまうのは容易に想像できると思います。

このC値を0にすることはできませんが、限りなく0に近づける努力を日々行っております。

弊社では工事中と完成時の2回、気密測定を行い0.3㎠/㎡を下回らないと
次の工程には進めないという独自の厳しいルールを設けています。

実際の気密測定した内容もスタッフブログにて公開しておりますのでそちらもご覧頂けたらと思います。

気密測定のブログはこちら

高性能フィルターで約99%の汚染物質をカットできる

お家の中の花粉対策は、第一に気密性を出来るだけ上げる事が大前提です。

具体的な数値でいうと、0.8㎠/㎡は下回りたいところです。

その数値を下げる有効的な方法としては、換気扇にフィルターを設置することがあります。
そうすることで、室内への花粉の侵入を大幅にカットすることができるのです。

「馴染みのない“家の高気密性”について、目でも肌でも体感していただき、
その重要性を知っていただきたい」との思いで、弊社では

  • 全棟で気密測定を行い、情報を公開
  • お施主様のご承諾が頂けたお家については、見学会にて実際に気密測定の実演

を実施しています。

常設のモデルハウスでは、花粉の季節でも綺麗な空気を体感して頂く体験宿泊も行っておりますので、
花粉症でお困りの方で家づくりを検討されている方は是非一度お越し頂けたらと思います。

気密性にご興味をいただいた方や気密測定の実演を見学してみたいという方は
お気軽にお問合せフォームよりお問合せくださいませ。

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