こんにちは。構造設計担当の日下部です。
2027年4月から、「ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」の定義が新しくなります。
新しい定義では、「GX(グリーントランスフォーメーション)志向型住宅」と同等の性能が求められ、
再生可能エネルギーの活用に加えて、高度なエネルギーマネジメントや蓄電池の導入が必須条件となります。
これまでのZEHが「創って省エネする住宅」だったのに対し、
新しい「GX ZEH」は、“エネルギーを貯めて、賢く使う住宅”へと進化します。

■ 蓄電池は本当に必要?
蓄電池は、「夜間や停電時にも電気を使える安心感」が得られるだけでなく、
電気代の高騰に対応するための“自家消費”にも大きく貢献します。
一方で、初期コストや制度の複雑化といった課題もあります。
それでも国は、「災害に強く、エネルギーを自立的に賄う住宅」を目指しており、
今後は蓄電池の標準装備化が進むと見られます。
■ 今後の家づくりに向けて
2027年以降、住宅の省エネ基準や補助金制度は大きく変わっていきます。
いろはでは、こうした最新の動きを踏まえ、GX ZEH仕様の家づくりにもいち早く対応してまいります。