こんにちは。建築工房いろはの大島です!
先日開催した構造見学会では、断熱材「セルロースファイバー」について多くのご質問をいただきました。
今回は、皆さまからの関心が高い「品質管理」について少し詳しくお伝えします。
■ セルロースファイバーのメリットとデメリット
セルロースファイバーは、新聞紙などを再利用した環境にやさしい断熱材です。
繊維の中に空気を多く含むため断熱・調湿・防音に優れ、家全体がしっとりとした温かさに包まれます。
また、細かい繊維を隅々まで吹き込むことで、壁の端部や複雑な形状部分にも隙間なく充填でき、安定した断熱性能を確保することができます。
一方で、適切な密度で吹き込みができていないと、断熱材が垂れ下がったり、性能が十分に発揮できないことも。
だからこそ「施工品質の管理」がとても重要になります。

■ 建築工房いろはの取り組み
① 湿度と温度をコントロールするダブル断熱構造
セルロースファイバーに加え、外側にも付加断熱を施すことで、夏も冬も快適な温熱環境を実現しています。

② 全棟で施工後の密度検査を実施
専用機器を使い、壁の内部にしっかりとした密度で吹き込まれているかを確認。数値で品質を見える化しています。
③ サーモグラフィーカメラで定期チェック
施工後も定期的にサーモグラフィーで内部温度のムラを確認。垂れ下がりや断熱欠損がないかを継続的に点検しています。

良い製品を使うだけでなく、施工後の管理や定期点検を怠らないこと。
それが「ずっと続く心地よさ」を守る、建築工房いろはの家づくりです。