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下がり天井が広さと高級感を生む秘密を紹介

木目調の下がり天井とペンダントライトが映える、開放的なアイランドキッチンの内観。背面には白タイルの壁と機能的なカップボード、奥にはアーチ状の開口部があり、北欧モダンスタイルを感じさせる落ち着いた住空間です。

こんにちは。構造設計担当の日下部です。

先日、網干で完工を迎えるお家の竣工図チェックに行ってきました。
今回のお家は商業地域ということもあり、敷地いっぱいに建物を配置した、とてもダイナミックな住まいでした。
家の中も広さを上手に使った間取りで、趣味のスペースや収納など、こだわりが随所に感じられる素敵なお家でした。

真鍮色のベースがクラシカルな雰囲気を演出するエジソン電球のブラケットライトと、ブルー系のモザイクタイルをあしらった洗面台。シンプルで清潔感のある白い壁に、機能的なミラーキャビネットを組み合わせたおしゃれな洗面空間です。
無垢材のフローリングと腰壁に囲まれた、木の温もりあふれるピアノ室。中央にグランドピアノが配置され、アンティーク調のシャンデリアとブラケットライトが優しく空間を照らす、防音や音響に配慮した落ち着きのあるレッスンルームです。
畳コーナーに設けられた、間接照明が足元を優しく照らす吊り押し入れ。白の折れ戸を採用した大容量の収納スペースと、無垢材の質感が調和する、機能的でモダンな和室のデザインです。
白の折れ戸で構成された大容量の壁面クローゼット。天井まで高さのあるハイドア仕様ですっきりとした印象を与え、内部には機能的な枕棚が設置されています。ナチュラルな無垢フローリングと調和する、清潔感のある収納空間です。
淡いブルーのアクセントクロスが爽やかな、ハンガーパイプと枕棚を備えたウォークインクローゼット。無垢材のフローリングと、アーチ状の垂れ壁による開口部が、空間に柔らかい印象と実用性を両立させています。
大きな窓から自然光が差し込む、無垢材のフローリングが心地よい2階の個室。勾配天井を活かした開放的な空間設計で、白を基調とした壁と木目のコントラストが、多目的に使える明るい住空間を演出しています。

その中でも、私が「これは良いなぁ」と思ったポイントが、キッチンの下がり天井です。

キッチン部分だけを周囲より50mm下げ、板張りで仕上げたデザイン。
一見するとシンプルな工夫ですが、実はこの“わずかな段差”が空間に大きな変化をもたらしてくれます。

広いLDKでは、どこまでがキッチンで、どこからがリビングなのか、境界が曖昧になりがちです。
でも、下がり天井を取り入れることで、壁を作らなくても“キッチンという作業スペース”が自然と浮かび上がります。

視覚的なメリハリが生まれ、空間全体が引き締まるのが魅力です。

今回のお家では、下がり天井部分を板張りにして仕上げました。
木のあたたかみが加わることで、キッチンがぐっと上質な雰囲気に。
照明の光が木目に反射して、柔らかい陰影が生まれるのも素敵なポイントです。

「ちょっと特別なキッチンにしたい」 そんな方には、下がり天井はとても相性の良いデザインです。

実は、天井を一部だけ下げると、周囲の天井が相対的に高く見えるという効果があります。
そのため、リビング側の開放感がより強調され、空間全体が広く感じられるんです。

たった50mmの差ですが、体感は驚くほど変わります。

板張り部分を下げることで、周囲の天井との取り合いがきれいに納まり、仕上がりが美しくなるのも大きな利点です。
細かな部分ですが、こうした“見え方の美しさ”は、毎日の暮らしの心地よさにつながります。

写真【260428_06】

下がり天井は、デザイン性だけでなく、空間の使い方や心理的な広がりまで変えてくれる、とても優秀なアイデアです。
家づくりを始めたばかりの方にも取り入れやすく、LDKの印象をぐっと引き上げてくれます。

「広く見せたい」「おしゃれにしたい」 そんな方は、ぜひ一度ご相談ください。

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