2025/05/20
見えないけれど重要!木造住宅の柱・梁をつなぐ接合金物
こんにちは。構造設計担当、日下部です。
GW前に、建築中の現場の金物検査に、現場監督と一緒に行ってきました。
柱と梁をつなぐ金物は、完成時には目には見えなくなります。
だからこそ、しっかり理解したいですよね。
今回は、使用した金物を紹介していきたいと思います。
耐力の小さい物から順に…
①かど金物[スリムビルトコーナー]
②かど金物[フリーダムコーナー]
③かど金物[ウォールコーナー]
④引き寄せ金物[ホールダウン]
構造用合板や筋かいなどの水平力(地震や強風時)を負担する壁の両サイド端部の柱には
大きな引抜力が生じます。
なので、該当箇所には、より強度の高い金物を設計します。
上から順に見ていただくと分かるように、下に行くほどボルトの数も多く、
強いものだという事が分かりますよね。
検査員の方が、しっかり設計図面と施工箇所を一か所ずつチェックして、
施工漏れなどがあればその場で指摘を受け、大工さんに取り付けてもらいます。
(今回は検査の最中の様子をカメラに抑え損ねました…(汗))
お客様には見えない部分だからこそ、しっかり設計・施工・検査を行っていきたいと思います。
《おまけ》
この現場のお家は、天井断熱(普段は屋根断熱にすることが多いです)なので、
セルロースファイバー(断熱材)施工前の天井裏を覗かせてもらいました。