施工事例case

全国各地で賃貸暮らしをしていたというN様。

人よりも早く仕事をリタイアし、奥様と二人で豊かなセカンドライフを送ることを夢見て

人生初の新築を建てられました。

なんとお家の広さは9坪！

奥様が考えられたこだわりあふれる間取りとインテリア、

1坪たりとも無駄にしない計算され尽くしたタイニーハウスをとくとご覧くださいませ。

見る角度で印象が変わるこだわりの外観

赤穂の清流沿いに建つN様邸。

毎日、1分1秒と絶えず表情が移り変わる美しい自然に惹かれてこの場所に決められました。

奥様こだわりの「屋久島地杉」の壁は

自然の景観をくずさず、存在感も抜群。

コーティングや色を塗布していないため、雨や風を受けながら

自然に変わりゆく色味や風合いの変化も楽しめます。

敷地内に入り、正面から見ると

美しいひさしが良く映えます。

無駄のないスクエアデザインで、9坪というコンパクトさを一切感じさせない

堂々たる面構えに仕上がっています。

道路側からは、片流れ屋根でキリッと引き締まった雰囲気。

雨を受けやすいこちら側の壁は、すでに色の変化が出ていて

白樺のようなすこし淡い色合いになっています。

ご夫婦で造り上げたお庭とアプローチ

元々砂利だらけだったというお庭は

奥様とご主人が力を合わせて、家庭菜園ができる素敵なお庭にDIY。

土を掘り起こしてふるいにかけるなど、整地にはおよそ2カ月の時間を費やしたそうです。

また、玄関までのアプローチもすべてDIY。

もこもことした植栽がアクセントがなんともかわいらしですね。

８畳のリビング＆キッチンと4.5畳の和室がひとつながりに

お二人が一日の内のほとんどの時間を過ごされるリビングキッチンは

極めてシンプルにし、動線も大幅にカット！

キッチンの目の前に、食事や団らんを楽しむローテーブルを置いているため

常にお互いを感じながら家事に取り組めるのがいいですね。

左手には4.5畳の和室があります。

ご夫婦きってのご要望で天井の高さを和室2.1m、リビング2.2mとかなり低めに造らせていただきましたが

和室とリビングがひとつながりの空間になっていることで

圧迫感を感じることもなく、ゆっくりくつろげる空間に仕上がりました。

リビングの床は外壁と同じ屋久島地杉を使用。

一般的な木材に比べて厚みがあるため、足にぐっとなじみます。

また、使い込めば使い込むほど艶が増し、色も深まるのがこの木材の特徴。

これからの木の成長が楽しみですね。

奥様フルコーディネートのオンリーワンキッチン

お料理が得意な奥様が愛用されるキッチンは

壁や吊り収納で工夫されて、使いやすく奥様がコーディネート。

使いたいときによく使うアイテムが目の前にあるので

「あれがない！これがない！」といった歯がゆさがありません。

白のタイルも奥様のセレクト。

「汚れが目立ちにくく、お手入れもしやすいように」という実用性と

「空間を広く見せたい」というデザイン性を考慮して

数あるタイルの中からこの一枚を選ばれました。

お皿やカップなど、食器類はすべて

ワークスペースの上に造作した棚で、見せて収納されています。

お気に入りのコレクションがずらり。

使う楽しみと見せる楽しみ、二つの楽しみがかないました。

読書も映画も楽しめるマルチな和室

N様邸唯一の収納場所は和室にあります。

中には布団やお召し物、生活感が出るものなどを収納されているそうです。

収納の横には、造作のベンチが。

ここは、読書や景色を楽しむとっておきのくつろぎスペース。

大きく切り取った窓から日が差し込み、

いつもポカポカと明るい陽気に包まれています。

和室には、ご夫婦が一目ぼれしたという土手の景色を一望できる

横長スリット窓を設置。

照明の優しい灯りごしに見る景色もまた、違った美しさがあります。

テレビのないN様邸ですが、

プロジェクターを使えば和室の壁がモニターに早変わり。

夜はご夫婦で肩を並べて、世界の絶景動画を楽しまれたり映画を楽しまれたりと

アルコールを片手に大人な時間を楽しまれているそうです。

100型サイズ相当のビッグモニターを二人占めできるなんて贅沢の極みですね。